2011年8月

松下幸之助のことば

 故松下幸之助氏の言葉です。道という題でちょっと長い文章です。

自分には自分に与えられた道がある。天与の尊い道がある。

どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない、自分だけしか歩めない、二度と歩めぬかけがえのない道。

広い時もある。せまい時もある。のぼりもあれば、くだりもある。

坦々とした時もあれば、かきわけかきわけ汗することもある。

この道が果たしてよいのか悪いのか試案に余る時もあろう。

しかし、所詮はこの道しかないのではないか。

あきらめろというのではない。いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、ともかくもこの道を休まず歩むことである。

自分しか歩めない大事な道ではないか、自分だけに与えられているかけがえのない道ではないか。

他人の道に心うばわれ、思案にくれて立ちすくんでいても、道はすこしもひらけない。

道をひらくためにはまず歩まねばならぬ。心を定め、懸命に歩まねばならぬ。

それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道が開けてくる。

深い喜びも生まれてくる。


この言葉は、「すすめ。とにかく自分の信じたことをやり遂げろ」といっていると私は思っています。

開業をきめたとき思い出しました。介護タクシー、やり遂げよう。

開業日決定です

 本日、キャラバンにストレッチャー固定金具が付きました。業者の都合で2日くらいかかるということでしたが、予定外で1日でついてしまいました。リクライニング車いすも今日納品になりました。これでほぼ、主要な備品の準備が整いました。

 万全の準備とは言えませんが、お店の開店とは違い、お客さんを迎え入れるのではないので、予約を受けられる体制ができたということで、ここから始まる区切りとして、9月3日(土)開業日とします。さあ、頑張るぞ!

開業が見えてきました

 実車研修は予定回数をこなすことができ、逆実車研修の一回とコールセンター研修の2日間を残すだけとなりました。これはグループのなかの自主的研修です。

 法的な許認可手続きのほうでは、7月に許認可が下りた際に、事務所には認可書、許可書を掲示するとか、車には社名や指示された内容の表示をするなどの指示が出ていました。その文書にしたがって少しづつ整備をしてきました。
 
 それらの指示をきちんと履行しましたという報告を写真を添付して、届け出なければなりません。この報告書類を今日は半日かけて作りました。(書類というより写真集のようになりました)

 事務所の外の表札の掲示、事務所内では各書類を額にいれ掲示しました。仮眠所は届け出書に図面上で表記してあった部屋の内部を撮影。

表札です
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許認可書などの掲示
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 駐車場は車が収まった状態と入っていない状態、それから表の道路からを撮影。
写真は入っていないところ、となりはマイカー
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 車の車体の社名表示や指定の表示をするのはすでに販売店で施工ずみなので、正面から登録番号を入れてと、左側面から社名の看板、福祉(限定)の表示が見えるように撮影。

写真になってしまうとわからないのですがコーティングのおかげで艶が本当に違います。濡れているような感じというか、鏡のようというか、車体に周囲の景色が映りこんでいます。
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 車内は助手席前のダッシュボードに社名、登録番号、運転手の氏名を表示、後部座席から見やすいところに料金表を掲示、後ろドアのガラス下部に深夜早朝の割増の表示をそれぞれ撮影。

割増料金の表示
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助手席前のダッシュボードに移っている白いカードが社名、ナンバー、運転者名の表示
割増とこの表示は一般のタクシーと同じような気がします。
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 少しずつ準備していたことなので、撮影して、それをパソコンでレイアウトし印刷するだけなのですが、パソコンが使いきれていないので、その作業になかなか手間取りました。

 なんとか作成し、郵送しました。これで、許認可に関する手続きは終了です。

ナビを付ける前の状態です。
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もう一つ、ストレッチャーを積んでみました。まだ固定金具が付かないので、車いす用のストッパーで固定しています。こんな感じで収まります。明日、固定金具を付けるために工場入りです。
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実車研修5日目を終了

 本日は介護タクシー実車研修の5日目を行いました。きょうは、静岡県の病院に利用者さんを迎えに行き、都内の病院まで、移送します。退院先の病院の出発時刻は9時30分ですが、通勤時の交通の混雑を避けるため、4時40分に福生を出発、病院には7時10分に到着、駐車場を確認し、約束の時間まで別の場所で待機しました。9時30分にご家族と落ち合い、病室へ利用者さんをお迎え、車いすにて乗車してもらいました。

 当初の予定は、車内では利用者さんは座席に移乗するとのことでしたが、車いすのままでいいということになり、車いすのフットレストから足を下ろしてもらい、楽な姿勢をとってもらいました。

 ご家族がおひとり同乗し、出発、ドライバーの運転は空車でここまでたどり着いた時とは全く別次元の究極のスムーズさです。私が個人的に思うことですが、今回のように約3時間以上の移送となると、今の和田氏であれば、車いすの方にショックを与えない運転をすることで目いっぱいであり、まして、それを3時間継続することは難しいでしょう。

 しかし、今日の先輩ドライバーは淡々と、ショックを与えず、かといって、交通の流れを乱すほどの低速運転でもない。スムーズな運転を3時間、一般道、有料道路、高速道路とシュチュエーションは違っても安定した、不安を与えることのない運転を実行していました。

 これは、私が勝手に考えることですが、彼らには、運転モードが3種類あるのだと思います。それは、空車モード、車いすモード、ストレッチャーモードと言ったらいいのでしょうか。
 特別に気をつかう運転を3時間ぶっ通しではできないけれど、それぞれのモードが設定されていて、このスイッチを切り替えるだけで、運転を変えることができる人たちが、ケアドライバーなんだとつくづく思いました。

 これは経験のなせる技なのでしょう。私もできる身近なことを繰り返していきな、運転モードを作っていきたいと思います。

 利用者さんを下ろした帰り道、先輩に車いすに乗ってもらい、私が運転をさせてもらい、車いすの乗客に対しての運転のコツを教わりました。

 これはスピードは控えめに、後続車にいくらあおられても気にしない。車の流れにはのらず、かといってノロノロ運転をしていない印象を利用者さんに与えるには、制限速度プラス1割くらいのスピードが妥協点だそうです。

 そして、カーブ、特に交差点を曲がるときには、止まるくらいにスピードを落とさないと車いすの利用者さんがふられてしまうと教わりました。

 なんにしても、朝4時から終了は12時30分。途中2時間程度の休息はあったものの長丁場の運転、集中力と、タフさを持たなければできません。体力と運転テクニックの修練に頑張らねば!

介護保険の使い方4

介護保険について、要介護(支援)となる心身状態の例。

要支援1 「日常生活動作」については、ほぼ自分でできるが「日常生活動作」の介助や現在の状態の悪化の防止により要介護状態となることの予防に資するよう「手段的生活動作]においてなんらかの支援を要する状態。

要支援2 食事、排せつは自分でできるが、立ち上がりに支えが必要。「日常生活動作」の介助や現在の状態の悪化の防止により要介護状態となることの予防に資するよう「手段的生活動作]において何らかの支援を要する状態。


要介護1 食事、排せつ、着脱、清潔・整容等に、部分的な介助が必要な状態。手段的日常生活動作を主なう能力がわずかに低下して部分的に介助が必要。

要介護2 食事、排せつ、着脱、清潔・整容等に、一部または全介助が必要。座位保持不安定、起き上がりも自力では困難、手段的日常生活を行う能力が低下して部分的に介助が必要。

要介護3 食事、排せつ、着脱、清潔・整容等に介助が必要。立ち上がりは自分ではできない。歩行は自分でできないこともある。

要介護4 食事、排せつ、着脱、清潔・整容の全般にわたり、一部もしくは全面的な介助が必要。問題行動や全般的な理解の低下がみられることがある。

要介護5 食事、排せつ、立ち上がりや歩行などができない。意思疎通困難・問題行動多数。生活全般において全面的介助が必要。

※「日常生活動作」は食事、寝起、着脱衣(衣服の脱ぎ着)、移動(歩行)、洗面、入浴、排せつなどの人間が日常生活を送るために必要な基本動作のことをいいます。専門的には[Activities of Daily Living]略して[ADL](エーディーエル)といいます。

※「手段的日常生活動作」とは、電話をかける、調理をする、金銭の管理、買い物ができる、外出や交通機関が利用できるなど、家庭生活・社会生活に必要不可欠な動作を言います。専門用語で [Instrumental Activities of Daily Living]略して[IADL](アイエーディーエル)といいます。

 要支援(介護)状態の説明ですが、介護の認定は動作ができないことによって、どれだけ介助が必要になるのかを判定しています。つまり、介護の手間を基準にしているということになります。極端なことを言うとどれだけ時間がかかろうが自分でできることは自立と判断されるようです。

 現場サイドで見ると、人間ですから、たとえば同じ要介護1の判定を受けたとしても、全く同じ状態の人はいないということを差し引いてみても、差があるように感じることがありました。
 特に、今までの認定期間が終了し、引き続き介護保険を利用する場合などに、今までと身体状況が変化していないと思われる人で介護度が軽くなってしまい、今までと同じサービスを受けられなくなってしまうとうケースがあったりしました。認定結果に対する不服を申し出ることもできますが、余計な労力もかかります。体の状態は日々少なからず変化していますから、ある一定の時間内で人間の身体状況を判断することのむずかしさでしょうか。

介護保険の使い方3

介護保険の使い方2に続き、介護保険サービスの紹介をします。

3 訪問リハビリテーション(介護予防訪問リハビリテーション)
 居宅での生活行為を向上させる訓練が必要な場合に、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が自宅を訪問し、機能訓練を行います。
 料金は予防、介護共通で1回20分で314円です。(1割負担分です。以下同じ)

4 訪問看護(介護予防訪問看護)
 疾病を抱え、通院が困難な人に対して、看護師が自宅を訪問し、健康状態のチェック、食事、入浴、排せつの介助、床ずれ(褥瘡)の予防や処置、経管栄養チューブや尿の管、在宅酸素療法の機器の管理、医療 的な処置などを行います。疾病が重く、医療依存度の高い人が利用します。緊急的に床ずれ(褥瘡)がで きてしまい、その処置のために訪問看護を依頼するケースもあります。
 料金は看護師が病院、診療所から派遣される場合は1時間未満566円、訪問看護ステーションからの場 合、854円で予防、介護共通です。

5 居宅療養管理指導(介護予防居宅療養管理指導9
 医師、歯科医師、薬剤師、管理栄養士などが自宅を訪問し、それぞれの専門分野において療養上の管理や指導を行います。
 料金は1回500円(月2回限度)で、予防、介護共通です。


6 通所介護(介護予防通所介護)
 一般的にデイサービスと呼ばれるサービスです。朝夕、送迎の福祉車両を見かけるのではないでしょうか、日帰りの施設に通い、看護師による健康チェック、入浴、食事(自己負担あり)、レクレーションなどのサービスを受けられます。
 料金は要支援は月単位22,278円〜4,454円、要介護は693円〜1,151円で介護度別に料金設定されています。また、食費など自己負担があります。この料金はそれぞれの施設で独自に設定されています。

7 通商リハビリテーション(介護予防リハビリテーション)
一般的にデイリハとよばれるサービス。デイサービスとほとんど同じですが、違いは理学療法士や作業療 法士が常駐していて、機能訓練(リハビリテーション)が受けられること。経営は病院が行っていること がほとんどで、利用者からみると信頼性が高いようです。
 料金は要支援は月単位2,566円〜5,017円。要介護は708円〜1,340円で介護度別の設定です。やはり、食費など自己負担があります。


8 短期入所生活介護(介護予防短期入所生活介護)と短期入所療養介護(介護予防入所療養介護)
 ショートステイと呼ばれるサービスです。一時的に施設に入所し食事、排せつ、入浴の介助や、看護師による健康チェックなどを行います。

 「生活介護」と「療養介護」の違いは実施する施設の違いで、特別養護老人ホームで行うのが短期入所生活介護、介護老人保健施設で行うのが短期入所療養介護となります。

 介護老人保健施設は通商「老健」といわれ、ここでは利用者は在宅復帰を目標としてリハビリを行ってい ます。老人ホームには常駐の医師はいませんが、この施設には医師が常駐していますので医師の診療 を受けることができます。

 料金は短期入所生活介護は要支援1は526円、2は648円。要介護は720円〜1,008円(介護度により5段階)
短期入所療養介護は要支援1は646円、2は803円。要介護は865円〜1,079円。いずれも1日当たりの 金額です。
また、食費など自己負担金があります。いずれの施設も連続30日が限度です。

 以上、在宅で利用できる介護保険サービスを紹介しました。

 実際に利用される方はこの中から数種類のサービスを組み合わせ、また、同じサービスであっても事業所によって特色があったりするので、ケアマネージャーからのアドバイスや提案をうまく取り入れてご自分に合った、サービスを受けられています。実際にサービスを受けるにあたっては、各事業者個々に契約書を取り交わし、サービスに対する打ち合わせを行います。これが結構利用者さんにとっては大変な作業になってしまいます。が避けるわけにはいきません。

 事業者の側からみる介護保険のシステムは、各事業者は、ケアマネージャーが作成した介護計画に基づき、サービスを行います。そして、サービスの経過を克明に記録し、利用者さんにとってこのサービスを行ったことで、何が変化したのか、しなかったのか、月に一回はサービスに対する評価を行っていて、結果をケアマネージャーに報告をしています。

 ケアマネジャーは各事業者からの報告を取りまとめ、かつ自分自身で利用者の自宅を訪問し、総合的なサービスの評価を行ない、次月のサービスの予定表を作成します。それに基づき各事業者がサービスを行います。これをくりかえしてサービスが行われていきます。

 著しく利用者さんの身体状況や、生活環境が変わってしまったりした場合は、ケアマネージャーと各事業者があつまり、担当者会議という会議を行い、これからのサービスについての打ち合わせを行い、身体状況や生活環境に対応していきます。介護認定が切り替わる時にもこの会議を行います。

 このように各事業者は一人の利用者さんのために常に連携し、連絡を密にとって、サービスを行っています。

艶が違う!

ボディコーティングを終えて、キャラバンが帰ってきました。オーバーかもしれませんが、新車の輝きです!5年間はメンテナンスフリーになります。すごい!

あとは、ストレッチャーの固定金具を着ければ、キャラバンの準備はほぼ完了です!

介護保険の使い方2

 介護保険で使えるサービスを紹介します。その前に、介護保険のサービスは要支援の方への介護予防サービスと要介護の方への介護サービスがあります。介護予防サービスは生活機能の低下を防ぎ、改善をしていくためのサービスです。介護サービスは介護の段階に合わせて生活機能の維持、改善を図ります。また、説明中の料金は利用者1割負担分ですが、基本単位で計算したもので、地域によって多少違いが出ます。支払はその都度ではなく一か月分をまとめて翌月請求という事業所がほとんどです。

 それではまず、私が業務していた訪問介護についてです。在宅介護の中心になるサービスです。

1-1 予防訪問介護サービス
  利用者が自力では困難な生活行為について、ホームヘルパーが支援をします。できるだけ機能の改善を図るため、助けがあればできることはヘルパーの助けでご自身にしてもらいます。

 利用料は月単位で計算され、週1回程度の利用で自己負担1,278円。週2回程度の利用で2,555円。週2回以上では4,151円(要支援2の方のみ)となります。

 週単位で基準を決めているので、サービスが週1回であっても、月によっては4回になったり、5回になったりしますが、料金は同じです。

1-2 訪問介護サービス
  ホームヘルパーによって、自宅での入浴、排せつ、食事などの身体介護、調理、洗濯などの生活援助(条件あり)を行います。

 通院などを目的とした乗車介助もあります。この乗車介助は訪問介護の指定事業所でかつタクシーまたは、福祉移送の認可事業所でないと行えません。ちなみに私の開業する介護タクシーは訪問介護事業所の指定は受けませんので介護保険は使えないことになります。

 生活援助の条件とは、原則独居の方が対象となります。(同居のご家族がいても可能な場合もあります)

予防訪問介護は月単位の料金計算でしたが、訪問介護は1回のサービスの時間によって計算されます。利用料金は身体介護30分〜1時間未満で416円、生活援助30分〜1時間で237円、通院等乗降介助は時間に関係なく1回片道104円です。


※訪問介護サービスはなんでもできるわけではなく、下記の行為は介護保険のサービスの対象になりません。

 1来客の対応(お茶や食事の手配など)
 2ペットの世話
 3留守番
 4草むしりや花木の手入れ
 5自家用車の戦車や清掃
 6同居家族がいる場合の利用者以外のための家事
 7家具や大型の電気器具の移動や修繕
 8室内外の家屋の修繕
 9医療行為
10金銭や貴重品の取り扱い(預貯金の引き出しや年金の受け取りなど)


2訪問入浴介護サービス
 これはヘルパー2名、看護師1名が1組になって、入浴のための設備を積んだ車で利用者宅に伺い、簡易浴槽を組み立ててお湯を入れ、利用者さんに入浴してもらうものです。看護師による健康チェック、ヘルパーによる入浴、洗髪などの介助をします。

 これも予防と介護がありますが、このサービスを利用するほとんどの利用者さんはベッドから起き上がれない介護度4〜5の重度の方です。予防での利用は自宅に浴室が無かったり、感染症などの理由があるばあいに限定されます。

 料金は予防で1回884円(2名体制)、介護で1回1,294円です。

次回に続きます。

介護保険の使い方1

 以前、介護保険で住宅改修ができるという紹介をしました。今回は介護サービスを使うための介護保険の利用の流れを紹介します。

 介護保険を利用して介護サービスを使うためには、まず本人の住民票がある市町村役場の介護保険の担当部署(多くは介護保険課という名称)に申請を行います。

 申請には介護保険証と印鑑が必要です。本人に代わってご家族が申請することも、または、ケアマネジャーにお願いすることもできます。

 申請から数日すると、本人の自宅へ「認定調査員」が訪れ、本人がどの程度の介護が必要なのかを調査します。そのデータは市町村に設けられた「介護認定審査会」にかけられ、その人の「要支援度・要介護度」が決定します。この時、介護が必要ないと判断されると「自立」と判定され介護保険は利用できません。ただし、行政の地域支援事業による介護予防サービスを受けることができます。

 要支援・要介護の認定は支援・介護の順に重くなり、支援は1・2、介護は1〜5までに分類されます。支支援度・介護度の数字が多くなるほど、介護の必要性が高いとみなされます。よって要介護5の判定は寝たきりで自力ではほとんど何もできないような状態です。この介護度によって一か月に利用できる介護サービスの金額が決まります。この介護度の決定通知が届くまでに申請から約30日程度かかります。

 要支援・要介護と判定された場合、介護保険でのサービスが受けられることになります。ここで「介護サービスの利用計画書」(ケアプランとも言います)を作成しなければなりません。これはサービスを受けられるご本人が作成できることになっていますが、現実的には不可能です。このケアプランをつくる仕事をしてくれるのがケアマネジャー(正式には介護支援専門員)といいます。

 なので認定(要支援・要介護の判定を受けること)がおりたら、ケアプランを作ってくれるケアマネジャーを見つけることになります。これは、要介護認定の通知に、地域の居宅介護支援事業所(ケアマネジャーが働く事業所)の連絡先が同封されています。これを見て連絡を取ります。

 さて、ケアマネジャーが決まったら、生活の中で何が大変か、どんなサービスを使いたいかケアマネジャーと相談します。ケアマネジャーは「ご本人がどのような生活を送りたいか」という意向を聞き取り、さらに、ご本人の身体、生活の状況をよく認識して、サービスを組み立てて、利用するサービスの内容、サービスを提供する事業者の情報などをご本人にアドバイスします。

 ケアマネジャーはアドバイスや提案はしますが、1案だけ提示し、「これでいいですね」といった選択の余地のない提案、アドバイスはしません。

 それは、介護保険はサービスを受けるご本人が主体であり、いくら専門家が良いということであっても、ご本人の価値観の中で判断し、選択してもらいます。その選択に基づいてケアマネジャーはケアプランをまとめ、ご本人に提示し、ご本人が最終チェックをしサービスを決定します。

 次回は介護保険で利用できるサービスの種類をご紹介します。

国際福祉機器展

 国際福祉機器展 H.C.R.2011が10月5日(水)から10月7日(金)まで、東京ビッグサイトで開催されます。この展示会では、国内外の福祉機器の最新、最先端の技術を見ることができます。また、医療、福祉、介護の各分野のシンポジウム、セミナーも開かれます。

 毎年開催されていますが、今までは目の前の仕事に追われ、見に行くことができませんでした。今回は都合つけて出かけていきたいと思っています。とくに福祉車両のセミナーもあるようなので見逃せません。

 入場は無料ですが、登録制ですので、事前にホームページでの届け出が必要です。一度登録すると翌年からは登録しないで済むみたいです。「福祉機器展」で検索するとヒットします。

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